先日、西伊豆にてスキンダイビングをしてきました。
前日の仕事に当日の早起き、やはり短時間睡眠後の身体は重い。
深く潜っても全然息が続かず浅場へ移動。水深10メートルほどのところで着底。
岩につかまり息が持つまで辺りを見回します。
天候は良く波も穏やかで、透明度が抜群の海。ルリスズメダイなどのいかにも目に優しい青い魚達。
深い海のあの青色はどこまでも続き、少しお疲れな私を大きなエネルギーで包み込み、受け入れてくれました。
そしてそれは、すごく気持ちが良いものでした。
海水と太陽の素晴らしきコラボレーションは生きる力そのもの。これぞタラソテラピー。
まさに心身ともに癒されました。
私は“母なる地球”のほんの一部です、海よありがとう。
余談はさておき
時は3.11東日本大震災の後。
2012.11.20 “日本リラクゼーション業協会実施のボランティア活動Team Japan 300”
にリラクゼーションセラピストとして参加させていただきました。
セラピストといえば人や動物と円滑なコミュニケーションを取り心身のケアに努め、緊張を和らげ疲労回復や健康増進を促す専門家。
そんな素晴らしい活動をしている協会からお声がけいただいたのです。
その内容は宮城県石巻市の仮設住宅集会場にて2日間、“リラクゼーションマッサージを通じてメンタルケアをする活動”というもの。
お役に立てるなら是非と参加させていただきました。
到着した私を待っていたのは荒れ果てた地、廃墟、想像を絶する景色。
そして仮設住宅に住む方々。
人は何らかの形で精神的ストレスが溜まると肩の力が抜けず、呼吸が浅くなり、なかなかリラックスできません。(交感神経優位)
それが慢性化しますとストレスによる筋肉の過剰収縮、食いしばり、頭痛、吐き気、神経痛、めまい、耳鳴り、血行不良、睡眠障害などを引き起こします。現地でのヒアリングでもこのような症状が多い。
施術中は被災時の状況や現在の環境など傾聴しながらカチカチに固まっている筋肉のほぐしに心を込めました。
少しずつ筋肉がほぐれていくと“気持ちが良いです”と眠ってしまう方もいらっしゃいました。
よほど気が張っていたのですね。
それはそうです、人の手はとても温かく、ただ触ってもらっているだけでも気持ちが良いものです。
その気持ちが良いという感覚は脳を刺激し副交感神経を優位にしてくれるだけでなく鎮痛作用まであると言われます。症状の緩和につながるのも納得。
まさに心身ともにほぐれるのです。