ワインの基礎知識~シャンパン・スパークリングの巻
2017年9月10日
執筆者: 入交 功

みなさま、こんにちは!入交(いりまじり)です。
コラム3回目。ワインの基礎知識~シャンパン・スパークリングの巻です!

暑い季節にぴったりのしゅわしゅわ、爽やかなスパーリングワイン。
前回、さわりだけお伝えしましたが少しおさらいしましょう。
発泡性のあるワインの総称がスパーリングワイン、シャンパンはその中で厳しい基準をクリアしたもの、国によりスパークリングワインの作り方、呼び方が異なること、でしたね。

今日はまず「シャンパン」の厳しい基準からお話してまいりましょう。
シャンパンは、フランス・シャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインです。
もちろんそれだけではなく、フランスのワインの法律に規定された条件を満たしたものでなければ、シャンパンとは名乗れません。つまりフランスのシャンパーニュ地方以外で造られるスパークリングワインや、他国のスパークリングワインはシャンパンではない、呼んではいけないと云うことです。何やら難しそうですが、3つほどの条件を抑えていただければ基本はOK!
1. シャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインであること。
2. 特定の品種を用いていること。
3. 伝統的な製法で造られる、アルコール度数11%以上のスパークリングワインであること。
この3つが「ワインの法律に規定された条件」です。 シャンパンをお店で選ぶ時はもっと簡単なんですよ。シャンパンはラベルに必ず「Champagne」と表記しなければいけないのでラベルを見れば「シャンパン」かそうでないかがすぐに分かります。
1番目の条件はわかりやすいですね、産まれ育ちがポイントということです。
2番目の条件、特定の品種ですが「シャルドネ」「ピノ・ノワール」「ピノ・ムニエ」の3種類。このぶどうから、複数ブレンドして造られるものが多いのですが、まれに単一品種100%のシャンパンもあり、シャンパンも奥が深いワインと言えます。
3番目の条件、製法ですがシャンパンは、発酵の過程を2回行う「瓶内二次発酵」という方法を取っていることです。まず通常のワインと同じ方法でベースとなる泡のないワインを造りますが、その後できたワインを瓶に入れて糖分と酵母を加え2度目の発酵を促します。これをシャンパン方式(メソッド・シャンプノワーズ)と呼んでいます。スパークリングワインでは大型のタンクに移し二次発酵を行うものが多く、効率的な造り方である反面、伝統的な方式よりきめ細やかな泡が出来にくくなるのです。
もちろんスパークリングワインでもシャンパンと同じ製法を用いて作られるものもあり、エチケット(ラベル)に「メソッド・トラディショナル」や瓶の説明に「瓶内二次発酵方式」と書かれているものは同じ「伝統的」な造り方を表しています。

ではシャンパン以外で同じ製法のスパークリングワインをご紹介します。
まずはフランスの「クレマン」。シャンパーニュ以外の地域で、シャンパンと同様のシャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)で造られたもの。上質でありながら、ブランド物のシャンパンよりもお手頃価格である場合がほとんどです。シャンパン好きな方にはぜひお勧めします!
スペインの「カヴァ」はカタルーニャ地方で造られています。カヴァは1000円代で楽しめるものも多くコストパフォーマンスの良い泡として非常に人気です。
イタリアの「フランチャコルタ」はロンバルディア州東部フランチャコルタ地方で造られています。
イタリアが誇るこのスパークリングワインは非常に品質が高く評価されいる分、お値段もそこそこしてしまいます。
いずれにしましても、おいしい泡たち。ぜひご自宅の食卓に並べていただきたいと思います。

厳しい残暑もピーク、天候も不安定。こんな時にこそ、ぜひ泡を。少し贅沢な気分でリラックス、一日の疲れも癒されます。また、食欲の落ちている今、さっぱりしたお食事との組み合わせは秀逸です。意外にも、スパークリングワインには合わせにくいものが少ないかと。極端にアクの強いお料理や辛い料理(エスニックや中華料理などに含まれるメニュー)は少し苦手かもしれません。せっかくの香りも楽しめませんから。
今の季節であればお刺身をつかったカルパッチョやなすやズッキーニ・パプリカのグリル・温野菜、きのこのソテー、焼き魚などの家庭料理で是非。チーズや生ハムを使ったサラダなどは、火も使わずに済むうえ、相性はばっちりです。
今が旬の桃・ぶどう・いちじくといったくだものにも、最強の相性ですよ。

堅苦しく考えず、ぜひご自宅の自慢の一品に泡を添えて・・・今日もよい一日に乾杯!

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